自宅を解体 スイーツカフェリシェが出来るまで【ビフォーアフター】
前回の記事 【カフェ開業に何が必要なのか】に書いたことをクリアーし、私は2002年末・旦那は2003年1月末で会社を退職!
私は旦那より1か月だけ早くに退職! 1か月だけ、専業主婦を満喫しました!!
4月26日にお店のオープン日を設定
店舗が自宅で、賃料が発生しないため、2か月と緩めな工事期間を設定。
2月半ばから、自宅の解体作業が始まりました。
施工に携わって頂いた大工・塗装・電気屋さんはかなり年配でした。
私たちと40歳前後離れていたと思います。
この方たちとのクッション役に、アーティストの方がとても活躍してくれました。
大工さん
腕はたしかですが頑固!そして、なかなか、私たちの伝えるニュアンスが伝わらなくてとても苦労しました。
でも、毎日毎日少しづつ距離が縮まり、私たちの意見を認めてくれるようになり、感謝です。
塗装屋さん
年を感じさせない、おしゃれ・素敵な人でした。
私たちが、雑誌や写真・言葉で伝えた以上なものを返してくれました。
電気屋さん
親子でされていて、どちらともに腕もよく優しかったです。
設備屋さんは、若く色々な有名店も手掛ける方でした。
本当にお世話になりました。最近も製氷機が壊れ、久しぶりにお会いしました。
上記が中心となる施工業者の方々です。
設計図無し・築不明の家を少しづつ解体
大体のデザイン・配置は私が手書きしてはいたものの、潰さないとわからんな~ が多くて。
とりあえず、柱はほとんど抜けないので、それを生かした内装・配置。
「あ~この家、一回火事になってるで! 柱真っ黒やろ!」とか
「震災で、地盤沈下しとるな!」とか
結構、補強にも時間がかかりました。
メインとなる窓
今よりも大きかった窓。海岸を歩く人から店内が丸見えになるので、あえて小さくしました。光を取り入れるために、ガラスブロックを入れたいと大工さんにお願いする。
「そんなん、どこで売っとるんや!自分たちで買ってき~」と言われ、
バイクで三ノ宮へ。
ハンズで気に入った模様のガラスブロックを発見!施工に間に合いました。
本棚・陳列棚
(左側)本棚は、アジア家具店で見つけた、アンティーク調の棚です。
(右側)今は、旅行の写真やフリーペーパーなどを置いている陳列棚です。
結婚祝いに友達からもらった、折り畳みの台を家具に合わせて、塗装・引き出しを付けたしたものです。
床
太い木の床が良くて、大工さんに聞くと
「高くつくからやめとき!」っと言われ・・・
諦め切れずに、「あの外の足場板でいいです!」
「あんなん、床にしくか~!信じられへんな~」
「いいんです。お願いします。」と今の床になりました。
トイレゾーン
以前のトイレの場所が、今はトイレにつながる通路に。
子供の時に好きだった童話のヘンゼルとグレーテルの光る石をイメージして、床にビー玉をちりばめました。
現在のトイレは、増築部分です。
便座・ドアは塗り替えて再利用です。
手洗いの蛇口に合わせた洗面ボールは、六甲のおしゃれなガーデニングのお店で購入した植木鉢です。
ドアの取っ手やフック・鍵などは、岡本の雑貨店ナイーフさんで購入しました。
ナイーフさんは、学生のころから大好きな雑貨店で、リシェの食器も購入させてもらいました。
トイレのゾーンのイメージは、ヨーロッパの古城です。
なので、塗装屋さんに、
「客席側の壁より塗りと模様を荒めにお願いします」
とお願いしたら、ビンゴの塗装をして頂きました!
下のレンガっぽいのも塗装屋さんが段ボールで手作りしてくれたものです。
感謝・感謝です!
家具・ライト
食器棚・デスクもアジアン家具店で購入しました。
私の中では、ヨーロッパのアンティーク調だと思っています。
この家具に合わせて、店内の椅子・机・ソファーをアメリカのユーズド家具店で購入しリペアーしました。
作業中に3・4日だけ、家を空けていたことがあって、帰ってきてびっくり!
えって感じの手すりと柱が発注されていて、まさか、あれを入口に!
しかも、床と天井に巾木が・・・
ショックと大工さんにどう伝えるべきか? 胃がキリキリ
でも、後悔はしたくないし、頑張って説得。
その時に、即興で考えたのが、家で使っていたパーテーションを分解して、アクリル板を張って、柱に固定でした!
結果的には良かった感じです!もちろん、巾木は辞めてもらいました。
リシェのメイン星型ライトは、堺の閉店する雑貨店でこれまた衝動買いしたお気に入りです。
入口付近
少しわかりずらいと思いますが、床が持ち上がるようになっていたんです。
梯子があり、降りると海岸に出る小さなドアがありました。
そこを、活かしてらせん階段とドアを大工さんに作って頂きました。
この部分は、腕のある大工さんでしか出来ない仕事らしいです。
感謝・感謝!
2枚カウンター
押入れだった柱を活かして、店内と客席を2枚カウンターで仕切る。
新しく作った壁にタイルを張り、同じタイルをショーケース下に張り付ける。
家にあった雑貨達も飾りました。
星形ライトに次ぐリシェの顔、大阪の堀江の雑貨屋さんで購入したブドウライト。
電気の配線の位置や厨房のコンセントの数・配置、いろいろと考えることがいっぱいで、毎日が大変でしたが、楽しかったです!
一緒に、スイーツ カフェ リシェを作ってくれた方に本当に感謝の気持ちでいっぱいです!